2nd Album 『second tune 〜世界 止めて〜』

私が音楽を一番最初に好きになったきっかけというのは例えばラジオやTVでかかっている音楽と一緒に歌うって楽し〜!と感じた事だったりするわけです。 1stアルバムを作り終わった頃、じゃあ次は、思わずそういう風になってしまうものが作りたいなぁ、と思ったんです。 より近い距離感のもの。匂い、温度、呼吸、そういうものが感じられるものを!曲順や曲間も自分なりにイメージ通りに仕上がりました。 とにかく音楽っていいなぁ!っていうのが伝われば本当に幸せです♪
- 世界 止めて
恋愛においての幸福感と不安感。 こんなにも幸せを感じる事は今後あるのだろうかと感じてしまった時の「今この瞬間のまま世界を止めてくれたらいいのに」という、そんなささやかな気持ちを描きたかったのです。 大サビからの幸せに満ち足りたような、トランペットの音色は一度歌ってから足してもらいました。全体的に切ない雰囲気のこの曲の中でキラキラしていて気に入っています。 時間をかけて丁寧につくっていきましたねぇ、ほんと。 トラックダウンの作業が終わって、家で落としてもらったCDを聞いた時の充実感といったら!何度も練り直し、抽出した部分で仕上げた一曲なので、とても自分の中で大切な一曲です。
- となり
この曲は高校を卒業してからなかなか会えなくなった友人達のことを思い出したりします。 夢に向かって、山越え谷越えしながらも進んでいく友人の姿というのは自分を振り返って焦ったりもするけど、ほんとうに尊敬できます。 頑張れソングです、というのは恥ずかしいですが、そういう友人達に聞いてもらっても恥ずかしくないものができたと思っています。 当初からコーラスは多めに入れよう、と考えてはいましたがどんどん、想像は膨らみ最終的には本当にたくさん入りました。
- 君を知らない街へ
ちょうどデビューした直後くらいに書き始め直しに直して出来上がったのですが、直しに直したわりに(笑)、初めて肩の力を抜いて素直に感情を表現できたと思えた曲です。 ちなみに「君を知らない街」というフレーズは自転車に乗っていて思いつきました。 今だにタイトルを間違えて覚えている方もいるので、ぜひこの機会に覚えてもらえたらと思います。 君との思い出を持たない街。そんな場所を示しています。 二人で歩いた道、二人でお茶した店、そこかしこに君との思い出があるような街だと決心は鈍りますからね。
- うたかた
ライブで共演した縁で京都のインディーズバンド、アマオトラァラにアレンジをお願いしました。 友人が冗談混じりに居場所がほしいってポロっとつぶやいたのが、心から離れなくて書いた曲。 自分が宙ぶらりんに浮かんでいて、帰るところがないみたいなモヤモヤした気持ち。 どんな自分も無条件に受け入れてくれる人や場所。見つけてもふとした事で見失ってしまうような…。 家族とか付き合いの長い友人がいて、やりたい仕事があって、今はそんな焦燥感のようなものはあまり感じませんが、何をきっかけにまた見失うかわからないですよね。 だからこそ大切にしたいと思い、書きとめておきました。
- Reflection
かなーり大人な雰囲気の曲ですよね。ホーンセクションの皆さんもすてきです。 他人に対する自分の行動や感情はすべて、結果自分へと反射して返ってくるんではないかと思います。 歌詞も歌い方も私の中では初めての挑戦的な曲でした。 野望はライブで完全に再現することですよね。すごい大所帯になりますけど。
- and it's over
好きなボサノバの曲だけに、自分として納得のいく美味しいポジションに辿り着くのになかなか苦労しましたが、最終的には非常に満足なものに仕上がりました。 このアルバムでは最後にレコーディングした曲です。 なので、「アルバムの制作が終わってしまう〜」と切なくなっている気持ちも含まれているかもしれません。
- slow step
ワルツのリズムに合わせてステップを踏むイメージで。 人との関係も急げば見失うものは必然と増えると思うのでゆっくり時間がかかっても分かり合えればそれがベストなんではないかと思います。 ワルツのリズムで歌が走ってしまいがちだったのですが、聞いたときにゆったりとした雰囲気が出るよう、出来るだけゆっくりとを心がけました。
- くちなし
くちなしの花言葉は「美しい日々」。数年も経つと、街の景色は変わるし、自分も変わる。 変わらないものに対する郷愁と安心感をこの曲を初めて聞いた時に思いました。 歌、そのものよりも行間に何かを込めるようなイメージでレコーディングをしましたね。 この曲はもともと後藤さんのアルバムにも入っている曲で歌詞をつけさせてもらいました。
- new day
もともとデモを選んだ時から「アルバムのスパイスになればいいなぁ」と思っていたのでアレンジをお願いするにあたっても、今までの竹井詩織里らしいもの、という考え方は捨てて新たな気持ちでお願いしました。 それもあってか、歌詞もあまり今までにはない、新しい日を見つけたいという決意のこもったものに仕上がりました。 歌い方自体、いつもと大分違いますね。
- Lost In Paradise
パラダイスを失う、という意味では有りません。念のため。夢中になる、ということです。 あるものを思いすぎて視野が狭くなりまわりが見えなくなってしまう。それを振り切り、あるべき自分の姿を取り戻す。 そんな強さを感じたこの曲。疾走感のあるアレンジでアコーディオンや間奏でリズムが変わったりと色んなスパイスがぴりりと効いています。 歌い方のテーマは「はすっぱ」でした。
- つながり
シンプルなバラード。 シンプルで自分の色が顕著に表れる分、過剰な装飾はかえって歌を嘘くさく感じさせ説得力を失ってしまうように思い、歌も詞も今の自分がリアルに感じられるものを意識しました。 ライブで歌うとシンプルな分ごまかしがきかないのでかなり気合い入りますね。
- パズル
パズルが解けるように心のもやもやした部分が、晴れていくような恋の始まりのわくわくするイメージ。 オケからもそんなわくわくするような、何かの始まりを暗示するかのような、雰囲気が漂います。 そういう意味でも新たな挑戦ができたこのアルバムにはぴったりな曲だなぁと思います。
- 世界 止めて-piano instrumental ver.-
Piano:後藤浩二
ピアノだけで聞くとメロディーのが切なさがより顕著にあらわれます。 後藤さんに無理を言って、「くちなし」のピアノダビングの際に弾いてもらいました。 聞いていると何だか気持ちが洗われるようです。
□発売日:2006年11月8日
□レーベル:GIZA studio
□価格:¥2,800(tax in)
□品番:GZCA-5071